🇳🇬 ナイジェリア料理入門:ジョロフライスとスープの文化

ご飯とスープから親しむナイジェリア料理
赤い米料理と、種や葉野菜を使ったスープ。ナイジェリアの家庭料理を知る入り口として、この二つに注目してみましょう。連邦情報・国民啓発省は、ナイジェリアの料理を民族の多様さと結びつけて紹介し、エバやパウンデッドヤムなどを伝統料理に挙げています。一つの料理だけを、国全体の食べ方と考えないことも大切です。
ここでは文化紹介資料と当サイトのレシピを照らし合わせ、米料理、種のスープ、練った主食の順に見ていきます。最初は作りたい一品を選び、材料と工程を読んでから買い物に進むとよいでしょう。

ジョロフライスはソースに注目
ジョロフライスは、トマト、唐辛子、玉ねぎなどを使う米料理です。The Centenary Projectの展示は、西アフリカ各地で作られる料理として紹介しています。ナイジェリアの宴席で供される「パーティー・ジョロフ」の例では、薪を燃やして大きな鍋で調理し、煙の香りを加えています。
家庭で作るときは、掲載レシピの手順を確認しましょう。トマト、赤パプリカ、玉ねぎの一部、スコッチボネットをミキサーにかけます。残りの玉ねぎを油で炒め、トマトペースト、野菜のピューレの順に加えて煮詰めます。その後に調味料とチキンストック、洗った長粒米を加えて炊く流れです。
展示の作り方では、米を別に下ゆでしてからソースと合わせています。掲載レシピとは米の扱いが違うため、作る際には一つの手順を選んで追いましょう。ソースを用意する段階と米を炊く段階を分けて読むと、工程を整理できます。
カレー粉とタイムは、展示にも掲載レシピにも登場します。初回は材料を計量し、ミキサー用と炒める用の玉ねぎを取り分けておくことをおすすめします。辛さは好みに合わせて唐辛子の量を調整してください。

エグシスープは挽いた種が主役
エグシスープのエグシは、料理に使うウリ科植物の種です。乾燥させて挽いた種を用います。The Centenary Projectは、民族によって作り方が異なることや、エバ、パウンデッドヤムなどの主食と合わせて食べることを紹介しています。
ボストン・メディカル・センターの公開レシピでも、種がとろみと風味を与える料理と説明されています。澄んだ汁物よりも、とろみのある煮込みを思い浮かべるとよいでしょう。
当サイトのレシピには、牛肉、干しダラ、燻製魚、パーム油、玉ねぎ、唐辛子、粉にした甲殻類などが入ります。葉野菜はほうれん草またはウグの葉を使います。同センターのレシピにもほうれん草が登場するので、葉野菜を選ぶ際の参考になります。
掲載手順では、エグシの粉に水を混ぜてペーストにし、油に落として固めてから煮汁や肉、魚を加えます。一方、展示では挽いた種をソースに振り入れています。材料名だけで判断せず、種をどの段階で加えるかまで確かめてみてください。

スワローはスープに合わせる主食
エバやパウンデッドヤムなど、練り状の主食は「スワロー」と呼ばれます。The Centenary Projectの資料では、指で少量を取り、スープにつけて食べる様子が紹介されています。
パウンデッドヤムは、ゆでたヤムいもを滑らかについたものです。エバは、キャッサバから作るガリを熱湯と混ぜて練ります。どちらも掲載レシピでは、スープを添えて出します。
米から試したい場合は、トゥウォ・シンカファも候補です。掲載レシピでは、米を柔らかく粘りが出るまで煮て、へらでつぶしながら生地状に練ります。ナイジェリア紙The Guardianにも、米を使い、滑らかな生地状に仕上げてスープと食べる作り方が紹介されています。
オクラのスープへ広げる
オトン・スープは、オクラと葉野菜を使う料理です。掲載レシピには牛肉、パーム油、ウグの葉などが入り、工程にはウジザの葉も登場します。The Guardianの紹介でも、オクラ、ウグ、ウジザに肉や魚を組み合わせ、スワローを添えています。
米をソースで炊く料理、種でとろみをつけるスープ、主食を練って添える料理。それぞれの材料と工程を確かめながら、作ってみたい組み合わせを選んでください。初めて作る日は一品から試し、次回に別の主食やスープを組み合わせてみましょう。調理前に、必要な道具も確認しておくことをおすすめします。