
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:岩手県農林水産部農業普及技術課
岩手県 / 郷土料理(岩手県)
柳ばっと(やなぎばっと)
岩手県北部は冷涼な気候で米が育ちにくいため、厳しい環境でも育つヒエやアワ、そばなど雑穀の生産を続けてきた。そのため雑穀を使った料理が多く生まれることとなり、そば粉を使った「柳ばっと」はその一つ。 江戸時代に当地を治めていた南部藩は、細切りの蕎麦は切るのに手間がかかり贅沢であるとして、農民が細切りのそばを食すことを禁止していた時期があった。人々はそば粉で柳の形の団子を作り「これはそばではない、柳ばっとである」と言ってそばを食し続けた。 料理名の「柳ばっと」の「柳」は食材の形から、「ばっと」は、禁を犯した「法度」からきていると言われる。食材が柳を模しているのは、柳は春先に一番早く芽吹き、秋には一番遅く枯れるため、元気で長生きするようにという長寿の願いを込めていると言われる。 地域によって柳ばっとう、柳葉、柳だんご、すりだんごなどとも呼ばれている。もちもちと歯ごたえのある食感だ。
材料
- そば粉150g
- 木綿豆腐100g
- ぬるま湯25cc
- にんじん40g
- ごぼう40g
- 大根50g
- しめじ40g
- 凍み豆腐1枚
- 高菜漬け30g
- 煮干し30g
- 水1,600cc
- みそ50g
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
ボウルにそば粉、砕いた木綿豆腐、ぬるま湯を入れてこねる。耳たぶくらいの硬さになるよう、ぬるま湯の量を加減する。
1をまな板にのせて、直径1cm程度の長い棒状に伸ばしてから、5cmくらいにちぎり、両手で薄くつぶして柳の葉の形にする。
水に煮干しを入れてから火にかけて、だしをとる。
にんじん、ごぼう、大根は短冊切り、凍み豆腐は水にもどし短冊切り、高菜漬けは塩抜きしてから3cmくらいに切る。
3のだし汁ににんじん、ごぼう、大根、しめじを入れて煮る。野菜が煮えたらみそを半分入れる。沸騰してきたら、2の柳ばっとを入れて煮立たせ、最後に残りのみそを入れて味を調える。
火を止めて、凍み豆腐と高菜漬けを入れてできあがり。





