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しだみだんご

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:岩手県農林水産部農業普及技術課

岩手県 / 郷土料理(岩手県)

農水省 うちの郷土料理

しだみだんご

「しだみ」とはどんぐりのことで、「しだみだんご」は「しだみ」に砂糖を加えてだんご状にしたものや、これをあんにして、小麦粉を練った生地で包んだものがある。 県北地域や奥羽・北上山系地域では、夏に太平洋から吹く冷たい風(やませ)の影響で凶作になることが多かった。そのため凶作時も実る「しだみ」は、乾燥保存できる備蓄食料として重宝された。 味がよく栄養があり、カロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物は白米と同じくらい含まれる。戦後、農耕技術の発達により救荒食としてのしだみの役割は終わったが、近年の自然食ブームの影響で再び注目されるようになった。 しだみは9月から10月にかけて拾ったものを、衛生管理を目的にすぐにゆでて、その後乾燥させる。食べる前には木灰や重曹でアク抜きや渋抜きが必要で、非常に手間のかかる食べ物である。

材料

人数6人分元のレシピ:6人分
  • 【だんご】
  • どんぐり約85個
  • …または【乾燥しだみ】(どんぐりから殻とごみを取り除いたもの)100g
  • …またはアク灰汁抜きしだみ(作り方【灰汁抜き】でできるもの)200g
  • 砂糖25g
  • 塩1g
  • きな粉10g(好みで調整する)
  • 【灰汁水】
  • ナラの木灰700g
  • 熱湯1,000cc

作り方 全11工程

  1. 【乾燥しだみ】生のしだみを水から煮て、沸騰したらザルに上げて広げ、殻が割れるくらいカラカラになるまで干す(2週間程度、天日干し)。

  2. 殻を割って中身を取り出す(密封で長期保存可能)。

  3. 【灰汁水づくり】布を敷いたザルにナラの木灰を入れ、大きめの容器にのせる。

  4. 熱湯1,000㏄を注ぎ、静置し、上澄みをすくって集める。濁ったら再び静置し、上澄みをすくう。(2日程度かかる)

  5. 【灰汁抜き】鍋に乾燥しだみとたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、1時間程度ことこと(しだみが踊らない程度)煮る。

  6. 水を替えて再び煮る。これを10回程度繰り返す。10回のうち、3回目はたっぷりの灰汁水で煮る。

  7. 味を見ながら灰汁が抜けるまで煮て、お湯を捨てる。

  8. 【しだみだんご】灰汁抜きしたしだみを弱火にかけ、砂糖と塩を加える。

  9. 水分がなくなったら火を止め、粗熱が取れたらミキサーにかける(ミキサーがない場合はヘラやすりこぎなどでつぶしても良い)。

  10. 6等分にして1個40g弱の団子状に形を整える。

  11. 好みで、きな粉をつけていただく。