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🇯🇵 日本の郷土料理を訪ねて:農林水産省「うちの郷土料理」から

石狩鍋(石狩鍋(いしかりなべ)の料理)
🇯🇵 石狩鍋のレシピ ・ 写真:農林水産省「うちの郷土料理」

いつもの鮭やにんじんで、まだ作ったことのない郷土料理を試してみませんか。献立の手がかりになるのが、農林水産省の「うちの郷土料理」です。料理の材料や手順と一緒に、その土地で受け継がれてきた背景も読めます。掲載レシピを入り口に、家庭で楽しむ方法を見ていきましょう。

「うちの郷土料理」は、作り方と背景を読めるデータベース

農林水産省の「うちの郷土料理」は、各地域で選ばれた郷土料理の由来や歴史、レシピ、地域の背景を紹介するデータベースです。料理のページには、主な伝承地域や使用食材、食べる機会や時季、材料と作り方などが載っています。

まず眺めたいのは、料理が食べられている場所と食材の組み合わせです。同じ鍋料理でも、魚を使うのか、鶏と米を組み合わせるのかに目を向けると、次に作りたい一品を選ぶ楽しみが増えます。由来を読み、材料を確かめ、作る日の献立に当てはめる、という順番で使ってみてください。

きりたんぽ鍋(きりたんぽなべ)(秋田県の料理)
🇯🇵 きりたんぽ鍋(きりたんぽなべ)のレシピ ・ 写真:農林水産省「うちの郷土料理」(画像提供:『あきた郷味風土記』(秋田県農山漁村生活研究グループ協議会))

地域・季節・料理名から、今夜の一品を探す

「SEARCH&MENU」には、地域、季節、種類、50音による検索への入り口があります。故郷や旅先の味を探すなら地域から、料理名を覚えているなら50音からたどると便利です。季節や種類を手がかりに、知らなかった料理を眺める使い方もできます。

候補が決まったら、材料欄だけでなく調理の順番まで読んでみましょう。だしを先に取るのか、具を最後に加えるのかを確かめてから買い物をすると、準備を組み立てやすくなります。

冷や汁(冷や汁(ひやじる)の料理)
🇯🇵 冷や汁のレシピ ・ 写真:農林水産省「うちの郷土料理」

北海道の石狩鍋:鮭と味噌を軸に考える

北海道の石狩鍋は、鮭の身やあら、野菜を昆布だしで煮る味噌仕立ての鍋です。農林水産省の紹介では、石狩地方に伝わる料理として、キャベツや玉ねぎなどを加える食べ方も挙げられています。

当サイトの掲載レシピには、鮭のほか、白子、筋子、豆腐、根菜などが登場します。材料を省いて試す場合は家庭向けのアレンジとして、掲載の組み合わせと区別しておきましょう。

味つけの軸は味噌です。具材を変える場合は、掲載量を一度に入れず、汁の味を見ながら加える方法をおすすめします。買い物前には、家にある野菜と材料欄を見比べておきましょう。

人参シリシリー(にんじんしりしりー)(沖縄県の料理)
🇯🇵 人参シリシリー(にんじんしりしりー)のレシピ ・ 写真:農林水産省「うちの郷土料理」

秋田県のきりたんぽ鍋:具を入れる順番も味わいの一部

秋田県のきりたんぽ鍋は、つぶしたご飯を棒に付けて焼いたたんぽを切り、鶏のだしで煮る料理です。主な伝承地域は大館市と鹿角市で、新米の収穫後に食べる習慣も紹介されています。

掲載レシピは比内地鶏と鶏ガラを使い、ごぼう、まいたけ、長ねぎ、せりなどを合わせます。まずは材料欄を見て、用意できるものを確かめましょう。

手順では、鶏肉やごぼうを煮た後に糸こんにゃくとまいたけを加え、調味してから、きりたんぽ、長ねぎ、せりを入れます。最初から全部を鍋に入れず、レシピを見ながら順に進めましょう。きりたんぽを入れる段階で食卓を整えておくと、仕上がりを待ってすぐに食べ始められます。

宮崎県の冷や汁:すり鉢で材料を合わせる楽しみ

宮崎県の冷や汁は、県の平野部を中心に伝わる料理で、同省が主な伝承地域として挙げるのは県央地方です。汁をご飯にかけて食べます。当サイトのレシピは、いりこ、ごま、ピーナッツ、味噌をすり合わせ、豆腐やきゅうり、薬味を加える作り方を紹介しています。

いりこは頭と腹わたを除いて炒り、ごまも軽く炒ってからすります。豆腐を混ぜ、人肌程度に冷ました湯でのばし、きゅうりや青じそなどを加えます。材料をすり合わせる工程を楽しみたい、休日の昼食にも向いています。

掲載の主食は麦飯です。農林水産省のページには、焼いたタイやアジの身を使う食べ方も紹介されています。魚を替えるなら、その説明も読んでから選ぶと、いりこ版との食べ比べを楽しめます。

沖縄県の人参シリシリー:道具がなくても千切りで

沖縄県の人参シリシリーは、おろしたにんじんを炒め、卵でとじる家庭料理です。専用のシリシリ器がない場合は、千切りにする方法も農林水産省のレシピに示されています。

当サイトの材料は、にんじん、卵、塩、油という組み合わせです。にんじんをやわらかくなるまで炒めてから、溶き卵を回し入れて火を通します。千切りで試すなら、手持ちの包丁で取りかかれます。

まずはこの一皿を夕食の副菜に加えてみませんか。作った後は、家族の好みに合わせた変更をメモしておきましょう。次は別の県の料理へと、台所から郷土料理を訪ねてみてください。

参考資料